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ドキュメント挑戦 「農」は宝の山ー18
門外漢が変える農業振興

 県立宮城大学事業構想学部教授の久恒啓一(53)はササニシキ誕生の地、古川市から農業・農村振興対策審議会会長への就任を請われて、「えっ」と驚いた。三年前のことだ。
 農業は全くの素人だ。図解や図読を使ったコミュニケーション論、プレゼンテーションの技術、コンシューマー・サティスファクション(CS=顧客満足)・・・。専門は横文字ばかり。父親は教師。農業とは無縁だった。おまけに根っからの学者ではない。日本航空を一九九七年に早期退職して、大学教授に転身した。

(後略)
2003.2.27
日本経済新聞
キャリア開発史 久恒啓一の紹介