『図解仕事人』 最新のランクイン情報

2002.1

毎日インタラクティブ 本の森>暮らし、娯楽 ベストセラー(新書)6位
出版取次業界最大手「トーハン」 ベストセラーランキング 6位(2001.12)
八文字屋書店 ベストセラー(2002/1/1付け)新書部門10位
ごんた堂のある日 ベストセラー新書部門27位
金港堂泉パークタウン店 文芸書部門8位(2002.1)
 

『図解仕事人』書評

2002.1

日本最大のオンライン書店 bk1  自他ともに認める凡才ビジネスマンが、20年後には大学教授に抜擢されるほどの「仕事師」になった。その秘密は何か。著者のビジネスマン経験に基づいた、コミュニケーションのための「図解の技術」を公開。
週刊エコノミスト2002.1.15
新刊早読み
 ビジネスの本質はコミュニケーションにあり。自他共に認める凡才ビジネスマンはいかにして「仕事師」となったか。体験的コミュニケーション術。
紀伊国屋書店 インデックス > ビジネス・経済・税金・ローン・保険・年金 > 経営計画・経営戦略・意思決定・問題解決新刊で紹介されています。
2002年5月号
Memo/男の部屋
ビジネスの本質はコミュニケーション、そのコミュニケーションの手段は、こと内容によって多様だが、なかでも図解による方法が最も有効な手段の一つであると。現役ばりばりのサラリーマンから一転して公立大学の教授になった著者が、様々な体験で得た豊富なノウハウをまさに図解しながら、実学として熱く説く。ビジネスに限らないがコミュニケーションは不特定多数の人に自らの考えを明確に表現し、且つ迅速に理解してもらわなければならない。本書はさしずめ、思考の回路の設計図の書き方の著である。早速、実践を。
【図解仕事人】から勉強させて頂いたこと  私は【図解仕事人】を読ませていただいて驚いたと同時に大変嬉しい気持ちになりました。それは、日頃私が利用する書物が「知りたいことがすぐ分る」をキャッチフレーズにした図解を多用するものであったということです。今まで私が、図解による書物を利用してきたことは、ただ単に分りやすいという理由だけで行ってきたことですが、【図解仕事人】を読破してからは図解のすばらしさを本当に理解することができました。今思えば、大学受験等で目にしてきた参考書についても図解による参考書は実に論理がよく通っていて短時間での理解が可能でした。逆にただ解説ばかりに終始している参考書ではその参考書を理解するために、さらに他の参考書を買い求めたりと、悪循環を覚えたこともありました。しかし図解のすばらしさに確信がもてた今、これを今後の仕事若しくは個人的な自己啓発へと参考にさせていただきたいと思います。
 ところで【図解仕事人】から勉強させていただいたことは、図解のすばらしさだけではありません。それは私が今現在26才でまさに第一章の(1)暗中模索期の真っ直中にいるからです。社会人になって三年が経ち、ある程度は周囲の状況が見えてくるようになったものの、自分がどのような方向へ向かっていけばよいのかという不安は常につきまとっていました。しかし、文章中の「ものを言おうとたら、自分の今いるところを研究する以外にない」という言葉は今の私の悩みを解消させるには十分でありました。これからは、第3章のセルフマネジメントについても参考にさせていただきつつ、物事の関係が一番よく見える仕事の現場で自分を日々磨きたいと考えています。どうもありがとうございました。
E.Doksho 090冊 久恒啓一著 「図解仕事人」
Office Spring 「図解」を学ぼう〜「図解仕事人」を読む
  久恒啓一「図解仕事人」を読了した。この本、元々ビジネスマンだった著者(現大学教授)が「プレゼンテーションとは何か」を一つの形で示した本である。つまり、「文章を書くな、図解で示せ」がこの本を通じて常に語られる「テーマ」なのだ。なんだ、ありきたりだな、という考え方は読みが浅い。図解することの意義をこの本を読めば実に痛切に感じるようになる。それだけ我々は「文章」というものに縛られているということも言える。

 著者の論理は明快だ、「文章にすることで論旨が曖昧になる」というのだ。それだけ日本語という文章はあやふやさを含んでいる。本当の意味での伝達すべき内容は文章ではなくて「図解」することで曖昧さから解き放たれる。そして図解を通して情報をいかに伝達するか、それがこの本の主題となっている。

 ビジネスマンだった著者は「知的生産の技術」研究会を通して「いかにして出力するか」の技術を磨いていったという。その中で得た真理とは現代社会における知的生産活動は「理解し、考え、表現する」ことだという。まず情報を収集し理解する。それを自分の中で考え、一つの形にする。最後はそれを他者に伝える。その繰り返しが「知的生産活動」であり、例えばビジネスマンにおける「仕事」そのものになるというのだ。言われてみれば確かに我々が毎日繰り返していることは「情報を集め、まとめ、報告する」ことの繰り返しだろう。その情報が「技術」であることもあれば「市場調査」であることもあるだけだ。

 この「理解」し「考察」し「表現」する中で情報をどのような形で変換するかがポイントになる。文章にすると曖昧さを残し、かつ無駄なものを含んでしまうために有効に活用できない。理解するときも、考察するときも、そして最終的に表現するときも全てに図を使えというのだ。ここまで徹底して初めてわかることがある。例えば読書するときも漠然と読むのではなく、一冊の本を一枚の図にまとめてみる。そうやることで主題が明確化し、本当に必要な情報を取り出せる。言われてみればそういう手法は効果的だろう。

 となると、我々が普段書いているような報告書の類も実は一枚の図にすることでシャープなものにすることができるのかもしれない。文章の持つ曖昧さを消し去り、誰にでもわかる図に変換する。その思考方法の変更こそが実は一番重要なことだろう。そして最終的な出力は当然図解となる。その最たる例はホームページだろう。自分の言いたいことをいかんなく表現できる場所、それこそがホームページだ。実際この「柳緑花紅」もそういう発想からスタートしている。だからこそ著者の言いたいことはよくわかる。そのホームページを図にするとどうなるか、これは百聞は一見にしかず、一目瞭然だ。確かに情報を全く違った形で伝えることが可能なのがわかる。

 この本を読んですぐにすべてに実行することは難しい。しかし、やってみる価値は十分にありそうだ。まずは自分の仕事のアウトプットをいつもと違った形に変えてみること。それはやってみたい。常に「理解」「思考」「表現」を意識し、図を中心にやってみる。何かが変わりそうなそんな予感は十分にもてそうだ。

 
『図解仕事人』ランクイン情報

2002.1

日本最大のオンライン書店 bk1 ビジネス・経済・法律・資格ベストセラーランキング(2001年12/17〜12/24) 11位
新書ランキング(12/10〜12/16) 2位
八重洲ブックセンター 新書ベストセラー(2001年12/16〜12/22) 8位
丸善・東京日本橋店 和書ベスト10 新書ランキング 7位
BIGLOBE 書籍 ランキング(新書) 11位
金港堂泉パークタウン店 文芸書部門5位(2001.12)
 
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