2000.02.07
4つの大きな奔流に襲われる日本―改革の成否が21世紀を左右
 現在、日本は避けることのできない4つの大きな奔流に襲われている。それは、情報化の奔流、環境化の奔流、高齢化の奔流、地球化の奔流である。それぞれに対応する形で4つの社会革命が急速に進行中である。それは高度情報革命、環境思想革命、少子高齢革命、グローバル革命である。
 21世紀の日本人には経済の2%成長によって、仕事と生活を両輪とした豊かなライフスタイルを実現できるという希望がある。そのためには、国土・環境、経済・産業、社会・生活の3つの面で各分野の課題を解決するための様々な改革に着手しなければならない。各分野の改革にあたっては、人類共通の大問題を踏まえた上で、4つの奔流・4つの革命を念頭に置きながら、それぞれの分野の改革の成否が21世紀の日本を左右するという気概を持って取り組むことが求められる。
週刊エコノミスト

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