平成11年 2月23日 河北新報
図やグラフを使いわかりやすく解説
十一年度経済「ポイント」発刊
 東北経済調査協会はこのほど、東北経済の現状と展望を分析した「平成十一年版東北経済のポイント」を発刊した。
 東北六県と仙台市の概要から始まり、人口、総生産・所得、経済活動、産業の現状と展望、産業基盤の六章構成。宮城大の久恒啓一事業構想学部教授の協力を得て、マクロ経済の動向や人口動態などを図やグラフを使って一目で把握できるように工夫した。
 例えば、東北の情報化の分析では、企業一社当たりのパソコン保有台数や電子メールの利用状況を全国と比較すると、それぞれ36%、43%にとどまっており、「情報化は着実に進展しているが、企業レベルでは遅れている」などと指摘している。
 サイズはA4判で、全45ページ。価格は一部千五百円(税込み)。
 同協会と東北通産局は三月十一日、仙台市宮城野区のホテルガーデンパレスで、「東北経済のポイント」を解説するセミナーを開く。定員は百人で、参加費は千五百円。申し込み、問い合わせは同協会022(267)0658へ。
河北新報社提供

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