宮スタ活用策若い視点サポート 宮城大生が41項目提案
 
 サッカー・ワールドカップ(W杯)の会場となった宮城スタジアム(宮城県利府町)について、宮城大の学生グループが、活用策などに焦点を当てた独自の提言書をまとめた。宮城スタジアムをめぐっては、官民一体の「グランディ・21利用促進協議会」が検討を始めたばかり。学生たちの提言には「バス待ち専用イベントの開催」「オリジナルの応援づくり」など、ソフト重視のユニークな提案も盛り込まれており、協議会の議論にも弾みをつけそうだ。
 提言書をまとめたのは、宮城大事業構想学部の顧客満足ゼミ(久恒啓一教授)の3年生5人。W杯終了後、活用策や費用対効果が問題視されたことに関心を持ち、昨年8月から県スポーツ振興財団や利府町民らを取材し、新聞報道なども参考にして問題点を整理し直した。
 報告書は「利用客の不満はハード面だけではなく、心の通ったサービスが提供されていない点にある」と分析。「不便なアクセスなどイメージが悪い」「有効な活用策がない」―など利用客が抱く不満を多角的にとらえ、解決策を考えた。
 提案は41項目。例えば、アクセス問題では、公共交通機関で何時までに帰宅できるか―といった情報を公開すること、選手とサポーターとの距離が遠い点については、トラックに人工芝シートや座席を置くことなどを訴えている。
 評判が悪いシャトルバスの待ち時間には、競技やイベントなどの映像を近くで流すことや、宮城スタジアム限定の応援スタイルを確立し、仙台スタジアムとの差別化を図ることなども指摘した。
 グループのリーダーの宮城大3年、斎藤悠介さん(21)は「素晴らしい施設が、悪く言われるのは残念。もっと県民に開かれた施設になってほしいという期待も込めて提言をまとめた」と話している。28日、提言書をグランディ・21利用促進協議会に提出する。
2003.1.26
河北新報
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