メディア

次期総合計画策定へ

次期総合計画策定へ

「行政、納得型へ」 久恒多摩大教授が講演

 【広尾】多摩大学情報経営学部教授で各地の自治体総合計画づくりに携わる久恒啓一氏がこのほど、町コミュニティセンターで、「住民の意思に基づく総合計画の策定について」と題して講演した。
 南十勝4町村と幕別町で構成する南十勝夢街道プロジェクト推進協議会が主催。広尾町開町140年記念事業の一環で、管内各地から住民や自治体職員ら約100人が参加した。
 講演で久恒氏は「市町村の総合計画は、国や都道府県の顔色だけを見て、住民ニーズを深掘りしたものはない」と指摘。難解な行政用語をちりばめ、住民に分かりにくい計画を作っても意味がない、と切り捨てた。
 その上で、自身が提唱する「図解コミュニケーション」論を展開。計画体系を図式化することでより理解が深まるとし、「行政の住民に対する考えは、説得型から納得型に転換すべき」と述べた。

2008.11.6
十勝毎日新聞
キャリア開発史 久恒啓一の紹介