2000.10.19
やってみよう!図解コミュニケーション

 こんな経験ないですか?
 あるテレビドラマの内容を、見てない相手に説明しようとする。友達、恋人らの関係が複雑に絡み合っていて、言葉や文章では余計分からない。そこで紙に図をかいて説明。すると一目瞭然(りょうぜん)、時間も短縮、となる。
 そんな図解を使って民間非営利団体(NPO)活動をアピールする方法を学んでもらおうというワークショップが29日、仙台市市民活動サポートセンターで行われる。その名も「やってみよう!図解コミュニケーション」。現在、参加者を募集中だ。
 「市民活動に必要なのは周りの賛同です。だからこそチラシ1つでも分かりやすいPRが大切」と話すのは、主催の「杜(もり)の伝言板ゆるる」編集長の大久保朝江さん。「ゆるる」はNPOやボランティア活動の情報誌を発行し、NPO支援の立場に立ったワークショップも定期的に企画している団体だ。
 講師を務めるのは宮城大学事業構想学部教授の久恒啓一さん。企画とプレゼンテーション研究が専門で、図解を使ったビジネス書や白書を多く発表している。
 プログラムは2時間半。「図解のよさ」の説明後、それぞれの市民活動、仕事場での立場などを図にしてみる。それをもとにグループで批評し合い、再び作成。これを繰り返すことで、図と文章を使った総合的なコミュニケーション能力が養えるという。
 「NPOに限らず、図解が使えることはビジネス成功へのカギです」と久恒さん。テクニックを磨いて、時代を乗り切ろう!

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 午前9時半―正午。定員30人。参加料1,000円。申し込みは事務局へ。TEL/FAX(262)8393。
河北新報 夕刊

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